2014年7月17日木曜日

名古屋テレビ塔事件の書類送検

様々なところで話題となった、名古屋テレビ塔ファントム墜落動画の撮影者が書類送検されたそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000021-asahi-soci 

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=zibzeWRSUTY

あまり経験のないパイロットが、人通りの多い場所で、
夜間、名古屋テレビ塔を空撮、そしてアンコントロール。
しばらくして墜落した状態で見つかる。

この事に関しては各分野で散々議論されてきたかと思うし、
この事について同情の余地もない。
また、無人機の今後のあり方をいろいろな人が考える事のきっかけになった事件だと思う。


しかし、疑問に思うのはこの処分だ。

 捜査関係者によると、墜落事故があったのは4月9日夜。男は、名古屋空港(愛知県小牧市など)の航空交通管制圏内である名古屋市中区のテレビ塔付近で、無届けで無線操縦ヘリ(約1キログラム)を150メートルを超える上空で飛行させ、航空機の安全を確保する同法の規定に違反した疑いがある。

と、ある。


この、真中のやや下側の(627)と書いてある三角印が名古屋のテレビ塔だ。
627ft(海抜)である。
ここはギリギリとはいえ、管制圏内ではない。

また、動画を見直すと、名古屋テレビ塔の先端の上を越しているわけではない。
つまり、180m未満で飛行して、そこからアンコントロールになっている。
高度的にはギリギリアウトな気もするけれど、
「確実に150mを超えてる」とは言い難い。

動画を見た方ならわかるかと思うが、
違法、脱法も恐れない挑発的な動画で、
名古屋県警からすれば、
「挑戦を受けた」
に感じたのではないかと推察する。

しかし、だからといって、明確に違反かどうか疑わしいものを書類送検してしまってよいのであろうか?
名古屋県警が行使できる法律が航空法しかなかったのではないか?
だからといって、航空法を拡大解釈して送検されるのは行き過ぎではないだろうか?

新聞記事の曖昧さや、動画以外の証拠を名古屋県警が集めた可能性もあるかと思うが、
この事件の成り行きをもう少し調べたいと思う。

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