2014年12月11日木曜日

桜島UAV火山観測実証実験

国土交通省の火山観測実証実験を、東北大学、国際航業、エンルートの共同事業として、
また、日立製作所ディフェンスシステム、八千代エンジニヤリング、産業技術総合研究所との共同事業での実験も同時に桜島で12月9日に行いました。



1.2Ghz の映像伝送も合わせて長距離伝送の実験も行いました。
0.4Wの送信出力ながら、4km先のUAVからの映像もクリアに受信。

MacBookで自動運航の諸元入力をします。

昭和火口まで直線で4キロ弱、
行程で10キロ程度、高低差1000mを飛行します。

活発な観測が続く桜島では詳細な火口の状況はわかりづらいそうで、
鹿児島の地元の火山観測者も観測映像を食い入るように見ておりました。






火山灰混じりの雨にあたってモーターに火山灰が入りましたが、
ヘビーユースを想定して、水洗いでも臨時的には使用できます。

地元を始め、各メディアにもお越しいただきました。



なお、飛行の実施に当たって、対地高度が250m以上になる部分がありますが、
大阪航空局鹿児島空港事務所に
航空法99条の2の第2項「飛行に影響を及ぼす恐れのある行為」の通報事項
の書式により申請を行って飛行を行っております。



2014年11月17日月曜日

池島 "The Silent Island" 4K撮影


長崎県の池島をマルチコプター空撮してまいりました。
最初と最後以外は4K撮影しております。

地上撮影部分は GH4、GH3(タイムラプス)
空撮部分はGH4+Z15 +HEXaProFH940(DJI A2+LightBridge仕様)です。
堅牢な機体は揺れ、ブレ、振動などが起きづらく、
流れるような映像を見せてくれます。





池島は長崎県長崎市の西方約7kmに浮かぶ炭鉱の島である。

1959年より出炭が始まり、
石炭の採掘は1980~90年代にかけても進められ、
最盛期の1985年には150万トンを越える石炭が採掘された。
1998年の電力自由化によって池島の石炭は
安価な海外炭に押されるようになり、
2001年11月に閉山。
当時約2,500人いた従業員はすべて解雇された。
操業開始から閉山までの出炭量は4,400万トンである。
当時の炭鉱マンの給与は平均的サラリーマンの
約2倍はあったといわれ、
日本の基幹産業として高度成長を支えた。

また、池島の石炭は良質なものとして重宝され、
最盛期には社宅として高層アパート群が次々に建設された。
現在残った住宅や商店街は廃墟となりゴーストタウンの様相を呈している。
昭和40年代の最盛期には7500名もの人口だったが、
閉山後、13年経った2014年現在では、
約200名の住民が暮らす島である。

長崎県の観光企画「長崎さるく」の一環として、
期間限定で炭鉱跡や往時の面影を巡る
ツアーが催されており、
簡易ながらも食堂や宿泊施設が存在する。

Stream

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2014年11月9日日曜日

国宝松本城空撮


長野県松本市にある国宝松本城を空撮。

屋内空撮の事例


マルチコプターを使っての屋内空撮の事例です。
GPSなどは入らないので、すべてオペレーターによる操縦です。

撮影協力 ハンズマン 吉尾店

2014年11月8日土曜日

かんぽ生命CMオンエア



能年玲奈さんが出るCMの「かんぽ生命」「いいこと」編に、
夏に撮影した人文字のカットが使われてオンエアされました。

2014年9月30日火曜日

御嶽山降灰状況UAV観測







今回の御嶽山の観測は降灰状況の調査でした。
行方不明者の捜索、救助はまだまだ実機、人間の手に任せるとして、
UAVにできる事での調査です。
火山灰が沢や谷に積もっていると、雨が降った時に、
土石流になって流れ下って被害をもたらすこともあるので、
その状況を調査します。
火砕流、土石流の危険もあり、また、立入禁止区域になっている場所を効率的に写真で観測する事が主な目的です。
また、片道4,000m、標高差1,000mを観測して往復出来る機材が開発中であり、救助活動がされている自衛隊、消防の実機も多数飛んでいることから、山頂付近の観測は行いませんでした。
立ち入り制限区域の中、火口から3.8km程度の御岳県立自然公園、自衛隊、消防の前線基地になっている場所からのフライトです。
今回持ち込んだ機体はenRoute製 QC630,PG560,QC730の3種類5機です。
他に、4K撮影機やGoProでの撮影機も持ち込んでいます。
QC630は3DRobotics社のAPM2.6を搭載、
事前のプログラミングによって自動で離陸から着陸までを行います。
離陸時の安全性の確認や着陸後のモーター停止など以外はほぼ、プロポは使わない仕様です。
15インチのクアッドで、5,300mAhでNEX5などのミラーレスを搭載して、18分ほどのフライト時間です。
パソコンでの飛行状態の確認は数百m程度、今回、プロポでのテレメトリの確認は2000m近い状態でも確認できました。
QC730は組み立て終わったばかりでしたので、調子の良いQC630に5300mAhのバッテリー1本、最大の工程が9800mで18分がギリギリでした。
今後は状況が許せば4000m進出して、標高差1000m以上、観測を行ってから戻れるような機体の開発を行っていきたいと思います。
(QC730に20,000mAh程度のバッテリーを搭載すれば、計算上では飛行できる予定です)


2014年9月29日月曜日

御嶽山観測中




御嶽山観測を開始しております。
標高差があるために、火口や不明者を捜索するような用途に適した機体を投入はできていませんが、今回は降灰状況の観測を実施しております。

2014年9月28日日曜日

御嶽山UAV観測

株式会社エンルートは国土交通省と国際航業株式会社とともに、御嶽山の降灰状況の観測を行います。
土石流などの発生を予防するために、降灰状況の把握のためです。
緊急の対応のために、
火口の状況を観測するには至らないですが、
人間が立ち入るのには危険な場所でのUAV観測実験になります。

現在は宿で飛行経路のインプット中です。

2014年7月24日木曜日

放映のお知らせ


7月29日放映の「空から日本を見てみようPlus」JR京都線後編で、
弊社の撮影した京都の納涼床の映像が放映される予定です。

綺麗な夕景の中、真っ暗にならなく、明るすぎない時間を狙ってのフライトでした。

HEXaProFH940+GH3+1.2Ghz映像伝送での撮影です。
薄暗いなか、川の上でのあまり高くない高度での撮影でも安心して撮影に専念できる機体です。

2014年7月17日木曜日

名古屋テレビ塔事件の書類送検

様々なところで話題となった、名古屋テレビ塔ファントム墜落動画の撮影者が書類送検されたそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000021-asahi-soci 

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=zibzeWRSUTY

あまり経験のないパイロットが、人通りの多い場所で、
夜間、名古屋テレビ塔を空撮、そしてアンコントロール。
しばらくして墜落した状態で見つかる。

この事に関しては各分野で散々議論されてきたかと思うし、
この事について同情の余地もない。
また、無人機の今後のあり方をいろいろな人が考える事のきっかけになった事件だと思う。


しかし、疑問に思うのはこの処分だ。

 捜査関係者によると、墜落事故があったのは4月9日夜。男は、名古屋空港(愛知県小牧市など)の航空交通管制圏内である名古屋市中区のテレビ塔付近で、無届けで無線操縦ヘリ(約1キログラム)を150メートルを超える上空で飛行させ、航空機の安全を確保する同法の規定に違反した疑いがある。

と、ある。


この、真中のやや下側の(627)と書いてある三角印が名古屋のテレビ塔だ。
627ft(海抜)である。
ここはギリギリとはいえ、管制圏内ではない。

また、動画を見直すと、名古屋テレビ塔の先端の上を越しているわけではない。
つまり、180m未満で飛行して、そこからアンコントロールになっている。
高度的にはギリギリアウトな気もするけれど、
「確実に150mを超えてる」とは言い難い。

動画を見た方ならわかるかと思うが、
違法、脱法も恐れない挑発的な動画で、
名古屋県警からすれば、
「挑戦を受けた」
に感じたのではないかと推察する。

しかし、だからといって、明確に違反かどうか疑わしいものを書類送検してしまってよいのであろうか?
名古屋県警が行使できる法律が航空法しかなかったのではないか?
だからといって、航空法を拡大解釈して送検されるのは行き過ぎではないだろうか?

新聞記事の曖昧さや、動画以外の証拠を名古屋県警が集めた可能性もあるかと思うが、
この事件の成り行きをもう少し調べたいと思う。

2014年7月10日木曜日

産業技術総合開発機構(NEDO)で弊社採択



独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の
「インフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト」で、
火山災害、橋梁点検システム、
災害調査用地上/空中複合型ロボットシステムの3テーマで、エンルートは、採択いただきました。

http://www.nedo.go.jp/koubo/CD3_100001.html
http://www.nedo.go.jp/content/100564973.pdf

2014年7月8日火曜日

次世代社会インフラ用ロボットに弊社も開発協力する事になりました。

先日発表になった、

   次世代社会インフラ用ロボット (災害調査) 「現場検証対象技術」が決定しました!
 ~災害調査に役立つ技術 31 件・23 者~ 平成 26 年 4 月 9 日~5 月 28 日に、
災害調査に役立つ技術として、「現場検証・評価」の対象 とする
「ロボット技術・ロボットシステム」を公募し、
民間企業や大学等から 32 件・23 者の応募が あり、
これらについて「次世代社会インフラ用ロボット現場検証委員会 災害調査部会」
におい て基本要件の確認等を行い、今般、「現場検証対象技術として決定」しました。
 
に、様々な企業と合同での開発協力会社として選任されました。

 火山災害予測用リアルタイムデータベースを実現するセンシング技術
 応募 東北大学 協力 国際航業㈱ ㈱エンルート

 災害調査用地上/空中複合型ロボットシステム
 ・半自律・遠隔操作型無人調査プラットフォーム車両システム
 ・無人調査プラットフォームヘリシステムの開発
 ・災害調査情報の可視化及び災害情報データベース
 応募 ㈱日立製作所
 協力 ㈱エンルート 八千代エンジニアリング㈱ (独)産業技術総合研究所

 マルチダクトファンコプタ型調査ドローン
 応募  徳島大学
 協力 ㈱エンルート

    http://www.mlit.go.jp/common/001047217.pdf

HEXaMediaは株エンルートの空撮部門ですが、
開発フライトなど、陰や日向でバックアップする事になります。

2014年6月1日日曜日

HEXaProFH940 HEXaProPG560販売開始しました



開発中であったHEXaPro FH940の販売を開始しました。
折りたたみ機構を備え、モーターを新設計、
Z15とリトラクタブルギアのまでついた次世代モデルです。

FH940は18インチプロペラを採用。
EOS5D用など大ペイロード、省電力化に成功しています。
写真の構成(6.8kg Z15+GH3 TR23 6s5300mAh×2で11分フライトで、
30%残です。


また、ガード付きのユニークなデザインのクアッド、
HEXaProPG560もリリース。
プロペラガードがすっぽりと機体を包むデザインで、安全性にすぐれ、
脚がない構造のために、離着陸時の転倒の可能性も減ります。
こちらはDJI H3-3D付きです。
6セル専用ユニットで、FH940/800のサブ機として、いかがでしょうか?


詳しくはこちら。
http://www.hexamedia.biz/multicopter.html


2014年5月29日木曜日

BMPCCによる2K RAW空撮はじめました


BMPCC(BlackMagicPocketCinemaCamera)による
2KでのRAW撮影(CinemaDNG)撮影始めました。

今後テスト撮影をアップしてゆきます。


4K空撮アリ〼


4K空撮はじめました。
Panasonic GH4を使用しての空撮です。
Youtubeでの圧縮がいくらかかかっていますが、
4Kモード(2160P)を選んでいただくと、
Youtubeの画面でもハッキリと解像感がわかっていただけるかと思います。

今後、自主制作コンテンツも4Kを増やしてゆく予定です。

2014年5月18日日曜日

SkyLink HD HD映像伝送装置 マルチコプターによる生中継デモ


マルチコプターによる生中継、デキマス。


今度販売するHD伝送のデモを撮影しました。
低遅延、飛距離は約500m程度、HDSDIで出力、
技適認証済で免許いりません。

お問い合わせはこちら

http://hexamedia.biz/

2014年5月17日土曜日

空から日本を見てみよう+ #83 紀伊半島

和歌山城をマルチコプターで撮影したカットが、
2014年5月20日の空から日本を見てみよう+ 紀伊半島編で、
オンエアされます。

ご笑覧ください。

Panasonic GH4 4K 空撮テスト Multicopter 4K Aerial Test shooting



スチル撮影の仕事が流れてしまったので、
Panasonic GH4を積んでのフライト。
GH3用のZ15は特に調整もなく、搭載が可能です。

HDMIがD型に変わってしまったので、
D型の薄いL字端子を探しています。


2014年5月12日月曜日

新潟 水路フライト


新潟 水路フライト

とある番組の撮影で、新潟の水路をフライトしてまいりました。
写真はロケハン時のGPSステータス検証時。

放送予定はそのうちアナウンスいたします。

ここは「空から」でも実機で飛び回っていたところです。

管制圏内のために、新潟空港の運行情報官に撮影の要件を提出、
連絡をとりながらのフライトでした。

オンエアのお知らせ



テレビ東京系 「完成! ドリームハウス」
5月18日にオンエアされます。

住宅地で近隣の方の理解と、道路使用許可をとってのフライトでした。

http://www.tv-tokyo.co.jp/dreamhouse/

2014年3月25日火曜日

DJI H3-3D GoPro3軸ブラシレスジンバル発売


DJI H3-3D GoPro3軸ブラシレスジンバルが発売されました。

脚付きの機体などに3軸いるの?というご意見もあるかと思います。
これはどちらかと言うと、パンに使うというよりも、
直進している時のパン方向のスタビライズに効果を発揮します。

2014年3月19日水曜日

SuperMan目線の映像


DroneFly.com がプロモーション用に撮影した映像です。

Phantom2のみで撮っているのですが、なかなかおもしろいです。
侮れないです。GoProとPhantom。


Behind The Scenesです。
日本でできない事も多いですが、楽しそうに作っていますね。

2014年2月26日水曜日

HEXaPro940 開発中



キャノピーのテストショットが来たので装着。
テストショットなので塗装はしていません。
リトラクタブルギア、
18inchプロペラ、
Z15GH3と2.4Ghz無線伝送装置をセットしてある状態です。
プロペラ軸径が940mmとなり、18inchプロペラが装着できると、
ほぼ同じ重量の800mm+15inchプロペラと比較して、
30%程度の飛行時間が伸びます。

この仕様で比較して、6セル5300mAh×2で
800+15inchで8分半
940+18inchで12分弱です。
折りたたみ機構部の改修などがまだ残っていますが、
3月末のリリース予定になっております。

2014年2月19日水曜日

【空撮】尾道石田造船株式会社


連続テレビ小説「てっぱん」のロケ地にもなった広島県尾道市の石田造船さんのご協力で、造船所内をマルチコプター撮影させていただきました。
最初と最後は実機ヘリコプターによる空撮です。

石田造船株式会社

【空撮】佐賀吉野ヶ里遺跡


佐賀にある吉野ケ里遺跡です。

冬場の朝早くなので、光を捕まえる事が少し難しかったです。
最初と最後は実機ヘリコプターによる空撮です。

実機へリ、マルチコプターをあわせての空撮など、
お問い合わせください。

http://www.hexamedia.biz/

東大寺、平城京マルチコプター撮影



奈良の平城京、東大寺のマルチコプター撮影動画です。
東大寺さん、文化庁他に許可を頂いて撮影しております。

2014年2月13日木曜日

次期HEXaPro800 940開発中







次期HEXaPro800Mk2とHEXaPro940の開発中画像です。
見た目、あまり変わらない印象ですが…

HEXaPro800Mk2とHEXaPro940はどちらも折りたたみ機構を採用。このアームが取り付けの剛性を確保しながら下側に折りたたむことができ、懸案の大型機のハンドリングを飛躍的に向上させます。写真は開発中のものですが、中央のメカデッキにはカバーが付きます。

写真はビスどめ仕様で、折りたたみ頻度の少ない仕様ですが、Dリングとスナップでワンタッチで畳める仕様も出します。
940クラスが下折りできてかなりコンパクトになります。