2013年3月28日木曜日

マルチコプターの安全性2

マルチコプターには、
クアッド(4枚)ヘクサ(6枚)オクト(8枚)が大きく分けてあります。
主流はこの3種類です。
オクトが安全とか、クアッドは落ちるとかいろいろな人がいろいろな意見を述べています。
その中で共通する事は…

「飛んでいるものは落ちる」

という事です。

たしかに、クアッドは1つモータが止まれば確実に落ちます。
じゃあ、一つの分担が低いオクトのほうが安全なようにも思えます。
ただ、現実的にはオクトには背負わされた思いペイロード(負荷)があります。
つまり、多モーター化は、安全性の確率を上げるためではなく、
重たい物資を上げるために使われている設計のものがほとんどです。
ペイロードギリギリのオクトのモーターが止まれば、
やはり落ちるでしょう。
ましてや、故障するものがクアッドの倍ついています。
故障が起こる確率も倍になります。

現実の運用に目を向けると、
モーターやアンプが不調になり落ちるという原因は少ないと考えます。
体感的には、

・操作ミス
・物理的接触
・天候や風などによる着地、物理的接触
・コントローラーの設定ミス
・バッテリー切れ
・電波的混信、アンコントロール

等が多いようです。
上記の原因はモータの数とは関係ない要因で起きています。
むしろ、素性のいいクアッドのほうが、扱いづらいオクトよりも安全とも言えます。

同心円状にプロペラを配置するレイアウトの場合、オクトは小型のペラを多数配置する必要があるので、ヘクサよりもやや効率的に落ちるとも考えています。

と、いう考えのもと、時期中型機は大径クアッドを目指す予定にしております。
安全性、単純化、可搬性、低振動を実現した機体になると言えます。

来月中には試作機をお見せできるかと思います。

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